陸前高田へ  その一

12日から17日、主人や仲間たち6名で陸前高田へボランティアに行ってきました。
大工さんや木工やさんの男性4名に(40~60代)、60代主婦、私の女性2名。うち主人を含む3名は今回で2度目。
友人から話は色いろときいていたし、情報も集めていたのでなんとなく行った気になっていた私。
でもいざ行く、となると少々不安。一体私に何ができるだろうか、、、?


12日早朝に出発。豊科インターから高速に乗る。今回は災害支援ということで許可書を発行していただいているので高速道路は無料!
東北道にのるまでにジャンクションがいくつかある。二つ目のジャンクションでナビをしていた主人が、見事に標識を見逃してしまった!さてどうしよう?次のインターで降りて事情を話すと、、、、あっさり「Uターン」できました。
宿泊予定の住田公民館についたのが夕方6時過ぎ。約9時間半の長旅でした。
ここの公民館はボランティアのために無料で開放してくれていて、電気、水道、ガスそして布団まで揃ってます。もと学校だったそうで素敵な建物です。
大きなホールで雑魚寝ですが、女性専用部屋もあったので女性2名はそちらで寝ることに。
夜キムタコさんがコーヒーを淹れてくれたので飲んだのと、初めての場所、久しぶりの雑魚寝というわけでこの夜は寝つきが悪い。夜中に小さな地震もありました。

13日
朝は4時半に目覚める。足音たてないようにしずしず起きだして、玄関前の広いスペースでひっそりヨガ。
その後ばたばたと大勢が動く前に朝食準備して、昼のおにぎりを用意して出発。
住田町は内陸で被災していないのでボランティアセンターまでの道のりはのどかな田園風景がつづく。東北にははじめてきたけれど、川はきれいだし、木も大きい。広々して気持ちがいい。この景色からはニュースなどの写真で見るような風景は想像できない。

陸前高田のボランティアセンターでは朝8時半から受け付け。9時からマッチング。
この日はミーティングがあった。まだ900人ほどの遺体が見つかっていないそうで、2~3日前に田んぼで瓦礫撤去中に遺体が見つかったお話や、釘を踏んでけがをしてしまった話。ゴミに見えても大事なものがあるかもしれない話し等々、心して聞く。ニーズはほとんど個人宅や敷地、田んぼの瓦礫撤去作業。
この日ちょうど6名募集の個人の庭の瓦礫撤去、片付け作業があったのでそれに決定。
しかし、、、、行ってみると作業はもう終わっていた。河原でテントを張っている若者がやっていった、とのこと。流れのボランティア???もう一度ボラセンに電話して、他の現場に行くことに。この辺りは川沿いに瓦礫の山が広がっている。
行ってみるとすでに富山からバスで来たグループが作業していた。女性もけっこういる。海からは5~6キロははいった場所だけど、川から津波が上がってきて家の中は住めない状態。庭や敷地は瓦礫に埋もれてしまったそう。庭のほうはほぼおわっていたけど家の隣の敷地が瓦礫だらけ。瓦礫っていっても泥に生活用品やら木やら、なにやらが混じっているもの。木や枝を運び、一輪車にのせて他の場所に移動する、その他のごみをどのう袋に入れる。
ここではしんちゃんがもってきたチェーンソーが大活躍。
昼休みに休んでいると家から猫が出てきた。「にゃ~」てよんだら近づいてきた。
陸前高田へ  その一


実は隣の家の猫だそう。津波の時はどうしてたんだろうな~。
ボランティアの仕事は午後3時まで。でも3時までには元の地面も見えてきてあらかた終了!最初見たときはぎょっとしたけれど、これだけ人がいれば片付くもんだな~。家の人も笑顔でとても喜んでいました。

さて、今回は事前に消防団のツイッターで「長靴」を募集していたのでまわりによびかけたところ、「安曇野ひかりプロジェクト」でまえにやったフリマの売り上げで長靴18足を買ってくれました!それに今回のメンバーのかんちゃんか買ってくれた1足を合わせて19足。作業終了後に消防団へ行って無事に届けることができました。見てください、この笑顔!こちらのほうが元気をもらっちゃいました。
陸前高田へ  その一



つづく、、、、

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プロフィール
sunanda
sunanda
混沌とした神々の大地で生まれた祈りの舞、インド古典舞踊。
南インド古典舞踊「バラタナティヤム」を2000年より始め、01年より毎年渡印し04年にインドで初舞台。
2012年より東インド古典舞踊「オリッシー」をはじめ、繊細さと柔らかさ、力強さ、神聖さと生命力に溢れるその不思議な世界に魅了される。
インド舞踊の旅はまだまだ続く、、、、。
現在地元長野県安曇野を中心に、イベント、奉納、慰問など活動中。

インド舞踊生徒募集
問い合わせなど bnatyammio☆(☆を@に変えて)yahoo.co.jp

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