カーシーの思い出
2010/09/12
そうです。そこは聖地バラナシ、あるいはベナレス。またはカーシー。
インドに行ったことない人でも、きっと本や映像などで見たことがあるでしょう。
ガンジス河で沐浴すると、罪が清められる。灰を流すと輪廻から解放される。
そう信じてインド中からここを目指して人が集まります。
私はインドに通い始めて4~5年目?にしてやっとその地に行く機会に恵まれました。
インド人の友人と、中国系フランス人のダンスのクラスメイトと3人旅でした。
ちょうど訪ねた日はシヴァラートリーというシヴァ神のお祭りの日。
シヴァ神の聖地でシヴァ神のお祭り!その日を狙って行ったんですけど。
シヴァラートリーの日は寝ないで朝まで起きてるんだ!というインド人の友人と、訪ねて行った日本人の友人と朝まで話しながら起きていて、朝になったらガンジスへ。
これで清まった!
夜はガートでアラーティとバジャンがあります。
インド中どこでもこんな、というわけではありません。
やはりここは聖地。特別な空気があります。
ただなんかすっきり、という感じではなくちょっと重たいような?なんだろう?不思議な感じです。
インド人巡礼者と、西洋人観光客、ヒッピー旅行者、長期滞在者、牛、犬、猿、、、生と死。
ガンジス河を眺めていると
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀(よど)みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」ガンジス河は悠々と流れていました。
そして私は、、、今でもなんであんなもの食べたんだろう?と思うのですが、よっぽどおなかがすいていたのか、どこかのお店でサモサを食べたんです。
揚げ物は注意しないと、油が古かったりであぶないですね。
見事にその夜吐いて吐いて、翌日熱を出しました。
そして熱出したまま、、、サルナートの友人の経営する貧乏な子どもたちのための学校、「Bhudda's Smile school」で子供たちのために踊りました。1曲だけ。みんな真剣に、食い入るように見ていたのが印象的でした。翌日ドクターに連れて行ってもらって、薬を飲んで、何とか熱が下がり予定どうりチェンナイへ向けて出発しました。
最後の写真はバラナシの駅です。朝早くに電車を待つ人々。寝てる人たくさんいます。
そして、、、後日談ですが、私たちがチェンナイについてからわかったのですが、私たちが出た2日後くらいに駅で爆弾事件があったんです。
もしもう少し出発が遅れていたら、、、と思うとぞっとします。