インド 西ベンガルからの吟遊詩人

sunanda

2009年09月01日 21:44

  〜インドからの風〜  バウル・魂の歌声

今回日本でツアー中のバウルのお二人に、声をかけたら安曇野にも来ていただけることになりました!
私がバウルを初めて見たのは、、、確か2001年広島で行なわれた「聖なる音楽祭」で。
インドの修行者のようなたたずまい、とても穏やかなヴァイブレーション。風のように軽やかな存在感。
TシャツにもらったサインにはDevadasとかかれていた。訳すと、「神に仕えるもの」といったところ。
その頃私は日本でインド舞踊を始めたばかりだった。その後毎年渡印するようになるのだけど、私が踊っているこのバラタナティヤムもまた、Devadasiという「神に仕える女性」によって踊られたものだった。
つまり、インド音楽は、踊りも、歌もバウルも、神様のことをうたい、踊り、自らを捧げている。

そして一昨年、長野県の小諸でバウルのコンサートがあった。
数年振りにみたバウルのコンサートで感じたのは、
バラタナティヤムが舞台芸術となることによって薄れてしまった何かを、彼らは持っている気がした。

それにしても、身軽そうな彼らがいつも羨ましい。
思わす、踊りながら全てを捨てて、そのままついて行きたくなってしまうのだ。

というわけで「バウル』
是非あなたも体験しに来て下さい!!!


下のアドレスで以前来日したときのコンサートが見れます。左の歌ってる人がショットさんです。
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=260900


 日時 9月30日(水) 18時開場  18時45分開演

 料金   1000円

 場所 明科自然体験交流センター   せせらぎ 0263-62-6667

 

★バウルとは★

バウルは、インドの西ベンガルの農村部とバングラデシュに暮らす神秘的な吟遊詩人たちです。
バウルの詩、音楽、歌、そして舞踊は、神と人間との関係を見出すことに、そして精神的な解放を獲得することに捧げられています。
シンプルな1弦琴のエクターラと、ドゥギ(小さな太鼓)、グングル(足につける鈴)、コロタール(小さいシンバル)の演奏と歌と踊りに加え、アノンドロホリ (小型の太鼓に弦を貼りはじくバウル特有の楽器)、ドータラ(4〜5弦の小型の三味線系弦楽器)、コンジョリ(タンバリンのような太鼓)、などの演奏をおこないます。

★出演者★

ショッタノンド・ダス
インド西ベンガル州バンクラ県出身。
ユネスコの「人類の口承および無形遺産の傑作」にも宣言された、
ベンガル地方の伝統音楽、「バウルの歌」の歌い手。
そのメロディアスで広い音域を持つ歌声は、「魂の歌声」とも評され、
インド国内のみならず海外にも根強いファンを持つ。

ホリ・ダシ
福井県出身。
2003年1月より渡印。バウルの音楽とその哲学に魅せられて、そのままインドに在住。
2004年にショッタノンド・ダスと結婚し、インド西ベンガル州バンクラ県にある
ノバーション・アシュラムにてホリポド・ゴスワミ氏に師事。